ウェットフードを食べている猫だけ歯磨きが必要なの?

ドライフードをカリカリと呼びますね。カリカリと音がするからです。

猫は人間のような臼歯がなく、早々と飲み込んでいるようなイメージがあり、「猫は咀嚼しない」と言われもします。

でも、実際猫はカリカリ音を立てて食べていますし、魚の切り身もササミも、頭を左右どちらかに傾けて、横の歯列で噛みちぎる、または噛み砕こうとしていますよね。けして丸飲みではありません。

ともかく、猫の歯を健康に保つためには、ドライフードがベストと言われています。それは、歯にくっつきにくいからです。でも、噛み砕いたあとのかけらは、ふやけて歯にくっついてますよね。

なので、食後の身だしなみといいますか、猫はぺろぺろと口の周りを舐めまわす仕草をして、口の中に残るものまできれいに拭き取ろうと頑張っています。

ウェットフードの場合は、ドライフードの比ではありません。より長い時間をかけて口をきれいにしようと努力しているのがわかります。

つまり、それだけウェットフードは歯に残るということなのですね。

歯磨きはすべての猫にしてもらいましょう

こういった口の中の掃除は、猫が本能でしているものですが、キャットフードを食べるようになった今の猫は、ドライフードであれウェットフードであれ、口の中の掃除は猫自身では行き届かなくなってしまっています。

猫の健康管理の為には、「歯磨き」も重要なテーマであると考えています。
猫の歯磨きの定義付けは人間と違っても良いのです

たまに「うちの猫ちゃんは自分で歯磨きができるんですよ!」という話を耳にします。
内心、「あら、そう。そんなの当たり前だわ。」と思ってしまいます。

我が家の猫たちも、歴代みな「歯磨き名人」だからです。
猫のための「歯磨き」は遊び感覚で楽しく続けましょう。歯がきれいになればそれで良いのです。その定義は人間とまったく同じでなくても良いのです。

猫の歯は乳歯から永久歯に生えかわる

子猫は乳歯が生える3週齢ころから噛みつきたくなります。

そして、永久歯が生え始め、乳歯が押し出される状態になるころ、口の中の違和感に気づいてきます。

生後2カ月までには、永久歯がしっかり生え揃い、乳歯がお役御免とばかりに抜け落ちます。この生えかわりの時期に、子猫はやたらとモノを噛みたがります。

乳歯をコレクトしたい方は、ぐらついて抜けそうなタイミングで、子猫と縫いぐるみやタオルで遊んでやると良いですよ。抜けた歯を子猫が飲み込むことはまずありません。タオルの中に歯が落ちているはずです。

この時期が、猫の口に歯ブラシ、または歯磨き用のクロスを入れて「歯磨き」に慣れさせる良いタイミングです。
猫の口の周り、下あごには皮脂腺がある

猫の体には活発な皮脂腺が数か所あり、その内の1部位が口周りから下あごです。
よくよく見ると黒ニキビ状態になっていたりしますよね。

つまり、こうゆう場所は猫もカユイ。カユくないまでも、刺激されると気持ちいいのです。
猫自身でグルーミングしにくい場所だからです。口の周囲を柱などに擦りつけているのはそのためです。

そこへ! 絶好のチャンスとばかりに差し出してほしいのがブラシです。

まずは好みのブラシで良いです。タワシでも良いのです。ブラシに対して恐怖心を持たせないことが肝心です。

そのうち、軟らかめの歯ブラシや、布で歯茎を擦ってもらうのが快感になってきます。
歯ブラシを差し出してもらえないときでも、自分で前足に抱えるようにしてガジガジ噛み始めます。

気持ちいいとわかってくれれば、猫の「歯磨き」は難しいものではありません。無理やり口を開けて磨いてやろうとしないことが大切ですね。
歯周病にかかる猫は多い

猫も歯周病になりやすいと考えておいてください。ある年齢までは口臭も気にならず、歯も白くて美しいのですが。次第と歯の黄ばみが気になってきます。
この時期が歯磨きを開始しておかなければならない時期です。

黄ばみには細菌が棲みつき、それから歯石あるいは歯周病へと進行していきます。
歯に付いた細菌はバイオフィルムを形成し、通常の歯磨きでは清潔な状態には戻せなくなります。

歯茎が赤く腫れ、次第に歯がぐらついてきたら、猫にとって深刻な問題が起こりかけていることをしっかり認識しないといけません。
猫は口の中が痛かったり、歯を失うと、本能的に食べなくなります。

これは命に関わる問題なのです。

歯周病と診断されたら

人間と同じです。歯周病と診断されても、歯茎から血が出ていても、基本、歯がある限り、「歯磨き」を続けることが必要なのです。

「歯磨き」は、歯ブラシで磨くことだけを言うのではありません。布やスポンジなどを利用して、歯を清潔にすること、歯茎のマッサージをすることが大切です。そして、少しでも長く「食べられる状況」をキープしてあげましょう。

さいごに

猫用の歯磨きグッズがいろいろと販売されていて、見ていると楽しくなります。
ふだんから猫と楽しみながらこういったものを利用していきたいですね。

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