子猫用ミルクの必要性

子猫用のミルクとしては、粉末タイプのものと液体タイプのものがあります。

パック入りの液体タイプは、温めるだけで良いので便利ではありますが、コスト面や保存性を考えると粉末タイプが良いですね。

猫の出産がわかっていたら、粉末と液体タイプ両方用意しておくと良いです。

子猫用ミルクは、子猫のためだけのミルクではありません。授乳期の母猫や体力が落ちている成猫にも飲ませたい総合栄養食です。

つまり、成猫にもサプリメントとして与えると良いのです。
犬は安産と言われています。猫はどうでしょう?
「猫がいつの間にかお産してて、子猫ができた」、「猫のお母さんは子育て上手」という話を聞くと、簡単そうに聞こえます。
私たちの知らないところで危険な状況が多々あったのかもしれませんね。
猫の出産は毎回うまくいくとは限らない

あくまでも個人的見解から言いますと、これまでの猫の出産に関して、大半はなんらかの問題に遭遇しました。周囲でも、かなりの頻度で人工保育を経験せざるを得なかったという状況なのです。
猫の出産時に起こるなんらかの問題とは

猫の出産にあたり、しっかり心構えをしておかなければなりません。考えられる事態に即対応したいものです。
妊娠がわかったら、動物病院での診察を忘れないでください。
母体の健康状態を知ることと、子猫の数をあらかじめ知っておくことが重要なのです。

①母猫が初産で、手際がわるい

②平均して4~5頭の子猫を産むとして、すべての子猫が安産とは限らない
例:1頭が逆子だったりする
③産中・産後、母猫がぐったりしてしまい、子育ての体力がない
例:多頭出産では、最後の1頭までの出産に時間がかかり、母猫は体力を消耗する
例:子猫が行方不明? と思っていたら、母体の下敷きになっていた

④子育ての意味がわかっていない、放置している、全くの育児放棄の状態
例:帝王切開でのお産の場合など

⑤頑丈に生まれた子猫にのみ関心を示す
「自然淘汰」の厳しさと言ってしまえばそれまで。

⑥生命力の強い子猫が良く出るお乳を占領する
猫のお乳、つまり乳首の数は通常8個あります。
通常?ってどうゆうこと、と思われた方の為に解説いたします。
不思議なことに、猫の乳首の数は個体差があります。
たまに6個だったり12個だったり、奇数個だったり。

我が家の猫の場合はほとんどが10個でした。でも、その中には退化してしまったの? と思うような役に立たなさそうなものがありましたよ。こういうお乳は出が悪そうだな、とすぐわかります。
それだけ数があるんだったら十分でしょう? と思ったら大間違い。
よく出る乳首はだいたい4個。がんばって6個。
実際に8~9頭の子猫が産まれることがありました。こうなると母猫1頭の母乳ではもう無理です。

⑦帝王切開で生まれた場合、子猫が母猫に付着した「薬剤臭」を嫌がる
消毒液のニオイを拭き取って、子猫に母乳へと誘導することが必要ですね。

このような場合、「子猫用ミルク」の準備に取りかからないといけなくなります。。

猫の出産にあたって、安心の子猫用ミルクは用意しておくべき

生後すぐ母乳をのむことは、免疫力を受け継ぐために重要なことですから、母乳で育つのが一番良いのは動物みな同じです。

でも、人工保育で健康に育つケースは十分あります。
しばらく様子見しようなどと考えたりせずに、子猫にはミルクを与えて水分補給を急ぎましょう。

即座に人工保育に踏み切れば、せっかくの命を失わずにすむのです。

お産でぐったりしている母猫に「頑張れ!」と声掛けしたり、育児放棄の母猫へ説教したりする前に、子猫の乳母役に専念しましょう。
不慣れであっても人間が精いっぱいの手助けをしてあげなければなりません。

緊急時の代用ミルクと与え方の注意点

子猫用ミルク(総合栄養食タイプ)が手元にない場合、応急措置として次の方法があります。
子猫に必要な成分は完全ではないので、できるだけ早く子猫専用ミルクに切り替えてください。
もし家に牛乳、卵、砂糖があったら?

出生直後~1週齢の赤ちゃん猫でも即座の対応で命を救える!

生まれた直後、初乳が飲めず、母猫も放置しているような緊急時にはまずしなければならないことがあります。

体は羊水で濡れて体温が下がっています。そっと産湯につけてあげたり、遠くからドライヤーの温風で体を乾燥させ温めます。体をやさしくなでてやることも大切です。
体温が低下していると子猫は何も飲み込もうとはしません。

水と砂糖しかないとき

子猫の口元に砂糖水(甘さを感じる程度で人肌に温めたもの)を塗るようにして水分補給してあげます。
牛乳、卵黄と食バンがあるとき

牛乳は、できれば「無乳糖」のものが良いです。猫は乳糖を分解する酵素を持っていないので、下痢しやすいのです。成猫に対しても、無乳糖の牛乳やヤギのミルクが良いのです。

卵の黄身だけ、温めた牛乳を1:3程度に混ぜ、食パンひとかけらに染み込ませてから赤ちゃん猫の口もとにそっと押しつけるようにします。口の中に絞り込んだり、口を塞ぐことのないよう気を付けてください。

食パンはあくまでもスポイトや脱脂綿の代わりですよ。

元気がでてきて、母猫のお乳を吸えるようになるまで、これを繰り返します。
もし家に赤ちゃん用粉ミルクがあったら?

応急措置的には、牛乳よりも優れています。代用しても大丈夫です。ただし、猫と人間とでは必要な栄養素が違いますから、継続しないことです。早めに猫用ミルクに切り替えてください。
さいごに

子猫を保護した時など、母猫がいなかったり、母猫の母乳が出ないときは、早急に子猫用ミルクを購入しましょう。

母猫の母乳が出るときであって、子猫が母乳を飲まない場合は代用ミルクで子猫の体力を維持し、諦めずに何度も母猫の乳首を吸えるよう子猫を誘導することが大切です。

衰弱した子猫はお乳を吸うという本能を失います。自分からは水もお乳も飲めません。脱水状態にならないようにしてあげることが何より大切です。

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